客を選び続ける理由

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『なぜ客を選び続けるのか？』

賃貸仲介は長期に及ぶ。

物売りなら物を売ったら終わりじゃろ。

わしら不動産屋はそうはいかん。

その入居者が滞納や素行が悪いと

わしらが解決しないといけなくなる。

また解決する責任がある。

これをやらないと家主の信用を失する。

わしら不動産屋が信用を失すると

次の客に迷惑がかかることになる。

たった一人のつまらん客に引っ掛かると

不動産屋の信用を失い、将来の客の物件紹介などに支障がでる。

こういう図式なので客は選び続ける訳。

単に支払い能力だけを問うているわけではない。

近隣と円満に過ごせていけるのか❓

他人に迷惑をかけないか❓

取り巻きはどのような人たちか❓

本人の属性や家族との関係性

所有する車や服装

話し方や言葉遣いから人間性などを

思い切り想像をしていく。

いろんな人間がいるからね。

間違いはあってもいいんよ。

人間だから。

でも、注意されたら聞かんといけん。

実際何回注意してもダメな人っておるよ。

退去してもらいたいって考えるよね。

そんな人を仲介すると

仲介業者としての信用がなくなり

その後、頼ってくれる新たな客たちに

最高のサービスが出来んくなる。

じゃけぇつまらん客とは取引をしないってこと。

以上

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